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富樫いきます・・(´;ω;`)ブワッ
忍界大戦編が始まる55巻から「失速したNARUTO」
中忍試験編で爆発的な人気を起こしたNARUTOは、72巻を数える長寿連載となりました。
今では続編のBORUTOが刊行されています。
さて、そんな国民的漫画のNARUTOですが、55巻から急につまらなくなります。
魅力的で多彩な忍術は破壊光線と化し、
ラスボスを倒すのに
15巻もかかります、ストーリーは面白くありません。
残念ながら
中忍試験編の高揚は1㍉もありません。
何故輝きを放ち続けていたナルトが急に面白くなくなったのでしょうか?
ということで今回は55巻以降つまらなくなった原因を解説していきたいと思います。
ではれっつごー\(^o^)/
1分でわかる!ナルトのストーリー要約
解説に移る前にストーリーがわかるよう、全72巻を5ステップでまとめてみました。
①ナルトが火影を目指す
万年落ちこぼれで、里から化け物扱いされていたナルトがみんなから認められたくて火影を目指す。
②サスケが抜忍となる
自身の焦りから抜忍となり、強さを手に入れるため大蛇丸と行動するようになる。
③暁が一尾から九尾を収集し始める
暁の影の誘導者「うちはマダラ」が無限月読を完成させるために一尾から七尾を収集し始める。
収集は終盤に差し掛かり、残りは八尾と九尾となった。
④八尾と九尾を奪うべく、暁が戦争を仕掛ける
無限月読完成のため、暁は忍連合軍に対し戦争を仕掛ける。
戦争は終始暁が優勢だったが、サスケの加勢によってうちはマダラは追い込まれかけた。
しかし終盤、カグヤがマダラを吸収して状況が一変した。
⑤ナルトVSサスケ 最後の戦い
カグヤはナルトたちに封印される。
一件落着に思えたが、サスケが5里支配を目論んだため、ナルトがそれを阻止。
サスケと和解を果たす。
その後、後日談が語られストーリーは終了。
忍界大戦編の欠点
さて、ストーリー要約を見ていただきましたが、ストーリーがわからない方には一見どこも問題がなさそうに見えます。
しかし、④〜⑤は問題大ありです。
特に、「カグヤの登場」と「ナルトVSサスケ」は目も当てられない展開です。
理解しづらいシナリオ構成
ストーリー要約の通り、忍界大戦編の終着地点は大きく分けて以下の2点であり、当然この2点に向ってシナリオを構成しなくてはいけません。
- ラスボス「カグヤ」の撃破
- ナルトとサスケのバトル
しかし、55巻から72巻かけて、上記の終着地点への意識が全く感じられませんでした。
それぞれ説明していきます。
「カグヤ」
カグヤは1巻から54巻まで未登場なので、ラスボスとしてしっかり伏線を張る必要がありました。
しかしあろうことか、「カグヤ」が初登場したのは70巻です。
ちょwあと2巻で完結ww
読者は誰もがそう思ったはずです。
55巻から69巻まで作者は一体何をしてたのでしょうか。
更に登場の仕方も悪く、ラスボスだと思われていた「マダラ」が突拍子もなくカグヤに倒されて登場します。
59巻から70巻まで激闘を繰り広げてきた「読者にとってのラスボス」が噛ませ犬として死んでしまうのです。
マダラが倒されたは失望感をぬぐい切ることができませんでした。
加えてカグヤは70巻後半に登場して71巻で倒されます。
「これならラスボスマダラでいいじゃん」
誰もがそう思ったことでしょう。
「ナルトとサスケのバトル」
サスケは5里の支配者となるため、ナルトとラストバトルをしました。
しかしこの戦闘ですが、サスケというキャラが終始ブレブレなため、展開についていけません。
作中のサスケの感情の移り変わりは以下の通りです。

②イタチを殺した後、イタチはいいやつだったと知り、木の葉を潰す決意をする。
③穢土転生で再びイタチと再開し、木の葉を恨んでないことを知る。
木の葉を守る決意をする。
④ラスボスカグヤを倒すが、5里の支配者になることを決める。
⑤5里の支配者になるため、ナルトと戦い、敗れる。
5里の支配者を諦める。
ご覧の通り、木の葉を潰そうとしたり守ろうとしたりと、キャラクターに一貫性がありません。
もちろん、ここまで感情がブレたのには理由があります。
すごく簡単に言うと、
「サスケが間違ってイタチに復讐してしまい、真実を全て知ったサスケは自らの意思で5里の支配者になる決断をする」
というものです。
作者的にこれで説明を果たし、矛盾もなくナルトVSサスケを迎えたと思っていたのでしょう。
しかし、矛盾はあります。
前述したサスケの感情の移り変わりをもっと具体的に記します。

②イタチを殺した後、真実を知り、木の葉を潰す決意をする。
③イタチと再開し、イタチが木の葉を恨んでないことを知る。
④歴代の火影に会い、全てを知った上で、木の葉を「守る」か「潰す」かを決めることにする。
⑤無限月読は「イタチが守ろうとした全てを無にする」と説明し、木の葉を守る決意をする。
⑥己で木の葉を「守る」という決断をしたはずが、何故か5里を支配したいと言い出す。
⑦ナルトと戦い、5里の支配者を諦める。
見ての通り、⑤から⑥で決断内容が大きく変わっています。
その間、心境の変化が描かれた描写は一つもありませんでした。
もっと言えば、何も知らなかったとはいえ心の底から殺したいと思ったイタチを真実を知っただけで全てを許し、戦闘が終わっただけで自分の決断が180度変わるキャラクターに共感することは不可能です。
従ってナルトとサスケのバトルは違和感しかなく、ナルトと戦いたくないような表情を浮かべる描写もあるので、「一体何がしたいの?」と思うほかありません。
また、忍界大戦編にはカグヤやサスケのほか、以下の描写が含まれています。
・VSアスマ
・ミフネVS半蔵
・雷影VSナルト
・雷影の過去
・我愛羅の過去
・ナルトVSイタチ
・VS三代目雷影
・五影VSマダラ
・VS尾獣
・尾獣の過去
・サスケ・イタチVSカブト
・VSオビト
・オビトの過去
・VS十尾
・マダラと柱間の過去
・VSマダラ
・ガイの過去
・インドラ・アシュラの過去
・クロゼツ・シロゼツの概要
これらの要素が複合的になって忍界大戦を描いているのですが、ストーリー構成が下手すぎて物語自体が冗長になっています。
必要のないシーンをカットし、5巻ぐらいにまとめた方がテンポよかったのかもしれません。
破壊光線が連発されるバトル
忍界大戦までは忍者らしい多彩な技が登場し、読者をワクワクさせてくれました。
しかし、忍界大戦に入ると戦争の規模の大きさを表現しようとして、
破壊光線のような攻撃が乱用されるシーンが多く見られるようになりました。
こうなってくると一部の強いキャラクターしか戦闘に参加できず、戦闘が単調になりました。
それを象徴するかのように、終盤はナルト・サスケ・サクラ・五影(歴代火影含む)・カカシ・ガイぐらいしかまともに戦闘を行っていません。
忍界大戦編の良い点
ここまで批判続きの忍界大戦編ですが、いいところもあります。
本編の読みどころを簡単にご紹介します。
第7班の復活と活躍が見れる
17巻からサスケ奪還を続けていたナルトたちですが、49巻ぶりに第7班が復活を遂げます。
長く見守ってきた読者の嬉しい瞬間でした。
もちろんコンビネーションは抜群です。
歴代の影が見れる
穢土転生により歴代の影が復活します。
火影はもちろん、雷影や風影などが敵になって登場します。
ナルトの完結を見届けられる
72巻に及ぶ長編ストーリーの最終回を見届けることができます。
最終話はナルトたちの後日談を見ることができます。
ナルトの世界をもう1度体験してみよう!
忍界大戦編がいまいちとは言え、1巻から読み返してみるとナルトがいかに長期連載をできたかがわかります。
イチオシは中忍試験編です。
あれが原点であり、最強でした。
もう一度ナルトの世界に忍び込んではいかがでしょうか。
NARUTO-ナルト- コミック 1-24巻セット(完結) 3,980円
まとめ
忍界大戦編がつまらない理由はストーリー構成の誤りと戦闘の単調化でした。
5巻ぐらいでストーリーを集約し、忍者らしい戦闘を繰り広げていれば面白かったのかもしれません。
余談ですが、忍界大戦編と検索しようとすると、つまらないや長いというキーワードがあがってきます。
忍界大戦編がつまらないと感じていたのは僕だけじゃなかったということですね。
さて、今回はここまで!
ばいちゃ。
サスケの無限月読止めるのと五里支配は別物でしょ。無限月読は止めなきゃイタチの意思が無駄になるから止める。それはそれとしてイタチのように影から里を守るため憎しみを自分が全て背負おうとしてるのはブレてるような感じはなくないか?
戦争編長すぎ?それはそう
サスケの無限月読止めるのと五里支配は別物でしょ。無限月読は止めなきゃイタチの意思が無駄になるから止める。それはそれとしてイタチのように影から里を守るため憎しみを自分が全て背負おうとしてるのはブレてるような感じはなくないか?
戦争編長すぎ?それはそう
うんこ垂れ流すのやめて欲しい
マダラがあっさり死ぬのは当然だよ。
情報に踊らされた人なんだから。
NARUTOが、情報によって人が左右されるという部分も重要な要素として書いてるのは脳みそがあればわかると思うけど。
サスケがブレてるとか思う人はサスケの置かれた状況の大分類、中分類が解ってないし、サスケの複雑な立場もわかってない。
NARUTOの話の柱を解ってなくて、初期と同じ面白さしか追えないんだからつまらないのは当然だよね。