・昔からゲームが大好きだった!
・ゲームを企画するなんて楽しそう!
・有名なクリエイターみたいに自分も目立ちたい!
・ゲーム業界ってなんかイケてそう!
様々な人が様々な理由でゲームプランナーになりたいと思っていると思います。
実際に僕もゲームプランナーになりたいと思っていた時期があります。
本記事ではゲームプランナーを目指し、具体的にどうすればよいかわからないという人向けの記事です。
では始めます。
ゲームプランナーってなに?
ゲームを企画するのがゲームプランナー。
この認識は誰もが持っていると思います。しかし、具体的にゲームプランナーは何をしているでしょうか?
将来どんなことをするのか理解を深めるためにもゲームプランナーの役割について説明します。
まずゲームプランナーを簡単に説明すると
・プログラマー
・デザイナー
・コンポーザー(音を作る人)
以外の役割を全て果たす人です。
当たり前ですが、ゲームはプログラムを組んでデザインして音を入れれば完成ではありません。
ホームページのレイアウト、バランス調整、マッピング、ユーザーの分析や監視、デバックといった多くの仕事が完成まで必要です。
察しのいい人は気づいてると思いますが、ゲームを本当の意味で企画できる人は少ししかいません。
大体の人はゲームの数値調整だったりマッピング、ゲームイベントなどいわゆる「雑用」をこなします。
ここではゲームプランナーとひとくくりにしましたが、ゲームプランナーにもレベルデザイナーや運用プランナーなど会社によってそれを専属とするプランナーがいます。
ゲームプランナーの現実
ゲームプランナーの仕事について説明しましたが、お気づきの通り決して華やかな仕事ではありません。
ドラクエの堀井雄二さんや龍が如くの名越稔洋さんなどメディアで華々しく取り上げられていますが現実としてプランナーは雑用係です。
またゲームプランナーだけではないですが、ゲーム業界の労働時間は非常に長いです。マスターアップ(ゲーム完成直前)の時は家に帰れないのがザラです。会社にもよりますが、10時始業22時終わりが一般です。
加えてほとんどの会社で裁量労働制が適用されており、残業をしても残業代が出ないことが多いです。
新卒のゲームプランナーの初任給はだいたい320万です。
普通の会社に行けば残業なしでゲーム会社より年収が高いのがほとんどです。
こういったギャップに疑問を感じプランナーを辞めていく人が後を絶ちません。「絶対にオススメしたくない職業」「何も楽しいことがない辛いだけの仕事」と実際にプランナーから聞いたこともあります。僕も個人的にゲームを作っていますが、趣味で作っているだけでも辛い時があります。
ゲームプランナーを憧れだけで就職する人がいますが、本当にそこまでの代償を払って就職したいのか真剣に考えることをお勧めします。1回就職してしまうと他の良い職業に簡単に就くことができません。ゲームプランナーに就職することはリスクがあることだと認識してください。
恐らくこの記事を見てる人は学校に通っている人が多いと思います。今は親に養われて何不自由ない生活を送っていますが、毎日夜遅くまで残業、やりがいのない雑用だらけの仕事、給料が安いという現実が自分に降りかかってきたとき、非常に辛い思いをします。
ゲームプランナーになるには
基本的にゲームプランナーになるには特別な知識経験が必要ないと言われています。
しかし、それは間違いです。
ゲームプランナーになるには以下の経験、知識が必要です。
①ゲーム開発経験
②プログラミング知識
③ゲームの企画書の制作知識
④イラスト能力(推奨)
①~③は絶対必要です。
④はあったほうが他の就活生に差をつけることができます。
一つずつ説明していきます。
ゲーム開発経験
ゲームプランナーとしてゲーム開発の経験が必要です。できればUnityやUnreal Engineを使ってゲーム開発をするのが好ましいです。しかし、そこまでのスキルがない場合、RPGツクールでも構わないのでゲームを作ってください。ゲーム開発は必ずグループで行ってください。チームをディレクションするのはプランナーの役割です、経験を積みましょう。特にチームを結成する人脈がない場合、以下の掲示板で探すことができます。是非活用してください。
参考 ゲーム開発仲間募集掲示板ふりーむプログラミング知識
プログラマーがいるからプログラミングは必要ないと思われがちですが、プログラミングの知識は必須です。プログラマーに指示を出すのはプランナーですから、プランナーがプログラムの知識を知っていないと話になりません。そこまでディープな知識は必要ありませんが、最低限指示を出せるレベルまでプログラミングを習得しましょう。勉強する言語はJavaとC言語が良いでしょう。
ゲームの企画書の制作知識
ゲームの企画書の書き方は以下の記事にまとめてあります。

肝心の問題は誰に添削してもらうかです。知り合いにゲームプランナーや先生が居れば良いのですが、いない場合は自力で探しましょう。
以下のサイトにゲーム関係のイベントがあります。そこでコネクションを築きあげ、ゲームの企画書の制作知識を溜めていきましょう。コミュニケーションスキルはゲームプランナーにとってなくてはならないものです。ここでコネクションも築きあげられない人はプランナーなんかになれません。練習だと思って頑張ってください。
イラスト能力
必須ではありませんが、あった方が選考が有利に進みます。プランナーは自分のアイディアを人に伝えるのが仕事です。自分のイメージを相手に伝えるのはかなり難しいもので、イラストで相手にイメージを伝えると簡単にアイディアを伝えることができます。また、企画書に自分のイラストを入れると完成度がグッと高まるのでイラストを身に着けることはかなりお勧めです。イラストを描くときはフォトショップなどのイラストツールで描けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
プランナーになるためにはプログラミングなどの知識と経験を積まなくてはいけません。また、なってからも長時間労働や雑務の連続といったリアルに直面します。それでも夢を追い続けるかはあなた次第です。プランナーは勢いで目指してはいけません。真剣に考えたうえで結論を出しましょう。
また、ゲームプランナーの記事を以下にまとめましたのでよかったら参考にしてください。



では今回はここまで。
お疲れ様でした。