こんにちは、へっぽこです。
前回はアマテラスを活用したアマゾンでの相乗りとリサーチ方法についてお話しさせていただきました。

今回はアマゾンでの新規出品の流れと解説について、お話しさせていただきます。
また、以前の記事でもお伝えさせていただいたように、アマゾンでの新規出品は大変難しいです。初心者の方は相乗りから始めることを強くお勧めします。相乗りで売買経験を積み上げてから新規出品に切り替えるべきです。
【アマゾンでの新規出品が難しいことを説明した記事】
※「アマゾンのデメリット」の項を参照

ではアマゾンの新規出品の説明に移らせていただきます。
では行きましょう。
商品リサーチ
まずアマゾンで新規出品を行う際、リサーチから始めます。現状の市場の動向やどの商品が売れているのかを入念に調べます。これは相乗り出品でも同じです。新規出品をする際、基本的な考え方は2通りあります。
1つ目は「売れている商品に、”プラスアルファ”をする」です。具体的に説明します。例えば以下のマリオのコスプレが現状でとても売れているとします。
この商品をそのまま新規出品をしても上記のカタログがすでにアクセス数を集めているので売れることはありません。そこで、以下のマントをセットにして、差別化を図ります。
こうすることでマントを着たマリオのコスプレが楽しめるようになり、ユーザーに新たな価値を提供することができます。売れている商品の探し方は以前の記事を参考にしてください。基本的にノーブランド商品に”プラスアルファ”を付けることをお勧めします。今回はマントをセットにすることを例に挙げましたが、他にも日本語取扱い説明書をつけたり、商品の品質やデザインを改良することも”プラスアルファ”の1つです。商品に合ったプラスアルファを見極め、差別化を図りましょう。余談ですが、商品の品質やデザインを改良することはOEMと呼ばれます。他のプラスアルファと比べてコストがかかることを覚えておいてください。最初はセット販売から始めてみるのが良いでしょう。
2つ目は「アマゾンに存在しないカタログ商品を出品する」です。現在アマゾンには莫大な数の商品が出品されています。アマゾンにない商品はないといっても過言ではないでしょう。それではどうやって「アマゾンに存在しないカタログ商品を出品する」ことができるのか。答えは「流行前・直後の商品を新規で出品する」です。例えば最近ではこんなものが流行っています。
参考 スマートスピーカー(AIスピーカー)を比較、現時点のおすすめはどれ?テクスライフ試しにアマゾンの検索に入れてみたところ、すでに10,000件以上の商品数がありました。
この時点でこの商品は新規性で勝負するのは難しいことがわかります。しかし、もし仮にスマートスピーカーの流行をいち早く察知し、流行前・直後に商品を出品することができたら話は違ってきます。流行前・直後の商品はほとんどアマゾンにカタログが存在しません。あっても数十個ぐらいでしょう。その時期に出品することができたなら、ほとんどの確率で上位検索を狙うことができます。上位検索に入ってしまえば例え何をしなくても商品は売れるでしょう。これが新規出品の強みでもあります。従って、「アマゾンに存在しないカタログ商品を出品する」時は常にニュースなどにアンテナを張り巡らし、いち早く流行に察知できるようにしてください。うまくいくと本当に儲かります。
なお、仕入れは中国輸入代行会社を使います。以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。

商品の登録(バリエーション登録まで)
商品が決まったらいよいよ出品します。出品にはJANコードなどのコードが必要になるのですが、中国輸入品の場合はほとんど製品コードの免除申請が可能なので、免除してもらい、ASINを取得します。ASINやコードのことに関する記事を以下にまとめたので必ず目を通してください。新規出品の場合、必ずつまずきます。

次に出品情報を入れていきます。出品は「セラーセントラル」→「在庫」→「商品登録」から行います。そうすると以下の画面が表示されるはずなので、「商品を新規に登録する」をクリックします。
次に商品のカテゴリーを決めるページに飛ぶはずなので、出品する商品が該当するカテゴリーを選択します。わからない場合はアマゾンにある類似商品の登録情報で確認するのがお勧めです。
カテゴリーを決めると以下のように「重要情報」の項目が表示されると思います。
1つずつ説明していきます。
①出品コード(JANコード等)
商品にコードがある場合、記入してください。中国輸入品で、コードがなく、製品コードの免除申請をした場合は空白で結構です。
②商品名
出品する商品のタイトルを記入してください。商品の特徴を表すキーワードは必ず入れるようにしてください。また、検索上位にもっていく工夫として、人気キーワードも必ず商品名に入れるようにしましょう。人気キーワードはアマゾンの検索エンジンのサジェストワードで確認できます。
③メーカー名
メーカー名がある場合、記入してください。中国輸入品で特にメーカー名がない場合、「ノーブランド」と記入してください、電話でアマゾンに問い合わせた時、指示がありました。
④ブランド名
ブランド名がある場合、記入してください。中国輸入品で特にブランド名がない場合、「ノーブランド」と記入してください。
⑤対象
プルダウンから商品の対象を選択します。対象が男女だった場合は「ユニセックス」を選択してください。
全て記入し終えたら次に「出品情報」の記入に移ります。画面上のメイン項目の「出品情報」を選択してください。
選択すると以下の画面が表示されます。ここでも1つずつ説明していきます。
①販売価格
販売価格を設定します。販売価格は出品する競合商品(類似商品)の価格を参考にして決定します。競合商品と比較して、大きく差別化ができてないと安さで勝負するしかありません。出品予定の商品が競合商品と比べてどれくらい差別化されているか再度確認しましょう。
②ポイント
購入者に付与するポイント率を設定します。ポイントの付与は自己負担です。よっぽどの理由がない限りは0にしておきましょう。
③出品者SKU
アマゾンに「製品コード免除の申請」を行った場合、出品者SKUが付与されます。付与されたSKUをこちらに入力してください。また、出品する商品に複数の色があった場合、バリエーションの登録が必要です。バリエーションを登録する場合、出品者SKUは空白で結構です。バリエーションの登録につきましては後述します。「製品コード免除の申請」を行っていない場合でも出品者SKUは空白で結構です、自動生成されます。
④コンディション
プルダウンから商品のコンディションを選択してください。
⑤在庫
出品する商品の在庫数を入力してください。
⑥配送パターン
購入者に対し、どのように商品を配送するか選択する項目です。自己発送の場合はセラーセントラル右上の「設定」ボタンを押し、「配送設定」から送料の設定などを行います。FBAの場合は後述します。
全て記入し終えたら、画面下の「保存して終了」のボタンを押し、商品情報の編集を終えます。
次にバリエーションの登録に移ります。バリエーションは同一商品で複数の色やサイズがあったときに登録を行います。例えば、出品する商品に「赤色」と「緑色」があったり、靴で25.5cmと26cmがあった場合など、出品する商品が単体でカタログが作れない場合はバリエーションの登録が必要になります。バリエーション登録をする必要がない場合はこの説明を飛ばしてください。
バリエーションの登録は画面上部の「バリエーション」から設定します。「バリエーション」をクリックすると以下の画面が表示されます。
色のバリエーションを設定するときは「色」を、サイズのバリエーションを設定するときは「サイズ」を選択します。基本的に設定方法は一緒なので、今回は色を例にして話を進めます。
まずプルダウンから「色」を選択します。色を選択すると以下の画面が表示されます。
ここでは「緑色」と「赤色」を登録します。「色」の下の空白ボックスにそれぞれ「緑色」「赤色」と記入し「バリエーションを登録」を押します。登録をすると下の項目が以下のように表示されると思います。
「カラーマップ~在庫」までの設定項目を順に説明します。
①カラーマップ
空白ボックスをクリックするとプルダウンが表示されます。該当の色を選択してください。
②出品者SKU
事前に登録したカタログの出品者SKUを記入します。例えば、「赤色」と「緑色」がある場合は2回別に新規で商品登録を行っていたと思うので、「赤色」の出品者SKU、「緑色」の出品者SKUをそれぞれ記入します。
③商品コード(JANコード等)
JANコードなどがない場合は色やサイズごとのASINをそれぞれ記入してください。
④商品コードのタイプ
商品コードのタイプをプルダウンから選択してください。
⑤コンディション
プルダウンから商品のコンディションを選択してください。
⑥販売価格
販売価格を記入してください。
⑦ポイント
購入者に対して付与するポイントを記入してください。ポイントは出品者負担です。
⑧在庫
在庫数を記入してください。
全て記入したら保存して終了を押してください。次に「セラーセントラル」の「在庫」→「在庫」管理を見て、バリエーションの登録がうまく紐ずけられているか確認してください。うまくいっていれば以下の画面のようになっているはずです。
※データの反映には少し時間がかかるので、しばらく経ったら見てください。
上記の画面が確認できたらバリエーションの登録は完了です。
うまくいかなかった場合は当ブログにお問い合わせいただくか、アマゾンのテクニカルサポートまでご連絡ください。
商品の登録(最後まで)
最後にメイン項目の「画像」「説明」「キーワード」「詳細」を編集します。
バリエーションがある場合は紐ずいているものすべてに編集が必要です。例えば、上記の画像を参考にすると、出品者SKUの「Y9-EVD9-I107」「187339536301」「188346307301」の3つを編集する必要があります。また、商品の紐ずいている元を「親」、紐ずいているバリエーションの商品を「子」と呼びます。今後はこの方法でカタログを呼んでいきます。では「画像」の設定から順に説明します。バリエーションがある場合、親から編集を行ってください。
では、画面上部にあるメイン項目の「画像」をクリックします。
上の画像はすでに商品画像が登録されていますが、クリックすると上の画面が表示されます。
メイン画像、サブ画像について説明します。メイン画像は画面の「メイン画像」と表示された場所から登録を行います。メイン画像は商品カタログのサムネールになる画像が登録されます。
サブ画像は商品カタログ内の左の画像一覧に登録されます。
「メイン画像」「サブ画像」を登録したら保存して終了を押し、画像登録が終わりです。
また、バリエーションがある場合、「親」は上記のように登録を行ったと思いますが、「子」も登録を行わないといけません。
「子」の編集画面にいくと、再度画像を登録します。今度は「子」の専用の画像を登録していきます。例えば「子」が赤色だったときは、赤色の画像を登録、青色だったときは青色の画像をそれぞれ「子」に登録します。また、「子」には以下の画像の設定項目があります。
これは商品カタログの色やサイズを選択するときの画像に使われます。以下がその画面になります。
「子」の画像登録を終えたら「親」に戻し、次の編集に移ります。
次は「説明」の編集をします。
「説明」をクリックすると以下が表示されます。
順に説明します。
①商品説明文
商品カタログの下部に入る商品説明文です。
商品の特徴示す説明文を詳細に記述しましょう。また、商品紹介コンテンツを導入する場合、ここは空白で結構です。商品紹介コンテンツに関しては以下の記事で説明しています。

②商品説明の箇条書き
商品カタログのバリエーションの下に入る箇条書き説明文です。最大5つまで登録可能です。商品の特徴を短くわかりやすく入れましょう。
「説明」の編集を終えたら次に「キーワード」の入力に移ります。画面上部の「キーワード」の項目をクリックすると以下のように表示されます。
順に説明します。
①検索キーワード
出品する商品がアマゾンの検索エンジンでヒットするキーワードを設定します。基本的には商品の特徴を表したキーワードや人気のキーワードを入力します。人気のキーワードはアマゾンの検索エンジンのサジェストワードで確認できます。検索キーワードは表には出ないものなので、商品の特徴を表すキーワードや人気キーワードはできるだけ詰め込みましょう。複数のキーワードは半角で区切ります。
②プラチナキーワード
このキーワードはアマゾンから個別に商品の販売の依頼されたときに使われるキーワードです。アマゾンから特に依頼を受けていない場合、空欄にしてください。
「キーワード」の編集を終えたら最後に「詳細」の入力に移ります。画面上部の「詳細」の項目をクリックすると以下のように表示されます。
「詳細」の項目にはたくさん入力する箇所があります。ここでは出品に最低必要な入力項目を説明いたします。入力が必要な項目は以下の2箇所です。
①重量
②包装の寸法
上記の2箇所はFBA納品をするときに必ず必要な項目です。必ず入力をしておいてください。入力を終えると保存して終了を押します。
まとめ
以上が前半のアマゾンの新規出品の流れになります。
わからない箇所があった場合、当ブログにお問い合わせいただくか、アマゾンのテクニカルサポートまでご連絡ください。
後半はFBA納品のやり方について説明します。

ではお疲れ様でした。